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上海展示会

2011.01.20

2010年 上海展示会

広いブースに多くの照明機材メーカーがあり、目立って新しい物は無く昨年同様でした。
レーザーのメーカーは現地が中国と言うことで中国メーカーが殆どでした。その中でも唯一ヨーロッパではKVANTが出展しました。
KVANTの目的は出展し販売も一つですが、中国の大手などにKVANT製のモジュールやレーザーを販売していますので商談も兼ねました。
機材をヨーロッパから中国に運ぶのは非常に大変なため展示と言うか出店したという程度です。ヨーロッパで行われる展示会は世界中からバイヤーが来られるのでかなりの規模で行われています。

Pangolinパンゴリン(アメリカ)

長所:パンゴリンユーザーは全世界でもトップクラスだと思います。
色々な機能がたくさんあり、グラフィックの表現力は素晴らしく思います。また、非常に細かく色々な設定が出来ます。微妙なこだわりのあることを行うには最高のソフトだと思います。
色々なアプリケーションもあるのが特徴です。

短所:パンゴリンの種類も色々有りますが、プロとして行うので有れば一番良い物がお勧めですが価格が高いです。個人的に遊ぶのであれば低価格の物でも良いかと思います。

PangolinブースでもKVANTレーザーが使われています。

Phoenixフェニックス(ドイツ)

長所:フェニックスは若い開発者でソフトにも活気があります。とにかく色々な物に対応していこうとする意欲が見えてきます。例えばiPhonを使いレーザーをコントロールしたりと遊び心が多くビジュアル化されたインターフェイスも良くできていると思います。

短所:ビジュアル化されていますが複雑に色々な設定があり過ぎ解りにくいのが難点です。


PhoenixブースでもKVANT Laserをデモで使ってくれています。

Fiestaフィエスタ(スロバキア)

Fiestaフィエスタは一言で言うと操作が非常に簡単です。また、動きを付けるにも操作をするにもイメージで出来ます。
操作画面が一画面に全てあり、それも非常に単純です。プロの物でも価格は一番安価です。唯 一、完全日本語対応されています。マニュアルも全て日本語で細かい部分にまで解説があり、図を豊富に使われているので非常に解りやすいと思います。また、 レーザーを使うためのポイントやテクニックが多く書かれていますので初心者からプロの方まで安心して使うことが出来ます。安価です。
短所:パンゴリン(プロフェッショナル)の様に非常に細かい設定は出来ませんが通常の使用では困ることはありません。

ShowtacleとKVANT

中国の展示会では色々な物がいっぱいありました。
ほとんどが模倣品ですが一見すると良くできていますが実際に使用してみるとレーザーに関しては怖いものがいっぱいです。なかには良いものがありますが日本人の仕様に耐えるものは数少ないです。仕様書もかなり眉唾ものが多いのが現実です。
他の照明機材はそこそこ力を付けてきていますが耐久性や信頼度にはまだ難しいでしょう。なかにはすばらしいものを作っているところはあると思います。